[天沢夏月]そして、君のいない九月がくる

暑い夏が過ぎ、ようやく涼しくなってきました。

秋といえばみなさんは何を思い浮かべますか?

私は趣味がカメラと読書、ということがあり芸術の秋読書の秋、が思い浮かびます。

 

今回は本屋を漁っていた際に発掘した、 天沢夏月先生 の

当記事では2015年10月に発売された、「そして、君のいない九月がくる

という作品について感想を書きたいと思います。

 

天沢夏月先生について

はじめに、私のブログにて初登場の天沢夏月先生についてご紹介させていただきます。

 

2012年10月、投稿作「サマー・ランサー」が

第19回電撃小説大賞で《選考委員奨励賞》を受賞。

同作を改稿し、翌年メディアワークス文庫より作家デビュー

 

高校生などの青春群像を一貫して描く。

 

青春群像とは、青春の群像劇のことです。

そして、群像劇というのは、一人の主人公がいるのではなく、

数人を同時に主役として扱う劇のことをいいます。

 

そして今回紹介させていただく作品なのですが、

2種類陳列されていて、題名が似ていたので続編かな?とよく見ずに購入しましたが

似ている話ではあったのですが、続編ではなく全く別のお話でした (笑)

そのもう一つの作品、

「八月の終わりは、きっと世界の終わりに似ている。」の感想記事はコチラ

 

あらすじ

その夏、恵太が死んだ。

幼いころからずっと恵太と一緒に育った美穂と、

仲良しグループだった大輝、舜、莉乃たちは、

ショックから立ち直れないまま呆然とした夏休みを送っていた。

 

そんなある日、美穂たちの前に現れたのは、死んだ恵太に瓜二つの少年、ケイ。

「君たちに頼みがある。僕が死んだ場所まで来てほしい」

戸惑いながらも、美穂たちは恵太の足跡を辿る旅に出る。

旅の中でそれぞれが吐き出す恵太への秘めた想い。嘘。嫉妬。後悔。恋心。

そして旅の終わりに待つ、意外な結末。

隠された想いを巡る、青春ミステリ。

 

感想

筆者の感想

この話の流れで、ここからどうなっていくのだろう…と

期待を膨らませて読み進めていきましたが

最後の最後に裏切られた、という感じが大きかったです。

 

ミステリというよりは、SFという表現の方が正しいと思いました。

うーん、SFという言葉で片付けてしまうのもなんだか…

あらすじ紹介で「そして旅の終わりに待つ、意外な結末」とありますが

私個人の意見としては、ずるい終わり方だなぁ…と。

捻りのない、なんとも歯がゆい作品でした。

 

この作品は、先が気になって読み進めてしまう点から、

読書があまり好きではない人読書を始めてみようという方

おすすめできるかもしれませんね。

夏のお話なので、夏休みの宿題の読書感想文にもぴったりかと思います。

 

面白いと感じた点

なにより、天沢先生の作風である青春群像の面白さ。

ただの青春小説ではなく、群像というのが面白い点です。

青春を題材に描かれた仲の良いクラスメイトの物語。

 

そんな仲の良いクラスメイトたちの

恵太への秘めた想いが少しずつ明らかになっていくのを

ワクワクしながら読み進めさせていただきました。

青春と聞いて、キラキラしている物語のようで、

案外現実味のある場面もあったような印象です。

 

読者の感想

 

 

最後に

今回の記事の話題は、初めて拝読した天沢夏月先生の作品でした。

私の記事に今まで登場することのなかった青春群像という作風、いかがでしたか?

先ほども記述した通り、天沢先生の作品をもう一作品拝読しております。

そちらの作品についての記事も書かせていただきますので、

ご興味ある方はそちらもお読みいただけると嬉しく思います。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

プロフィール

USAGI
USAGIライターうさぎ
写真撮影と読書が趣味のうさぎです。ブログを通じてたくさんの方に、素敵な風景や物語を知ってもらえたらいいなと思っています。
恋するうさぎという名前でお店もやっています(´っ。• x •。c` )♡
初心者ですが、よろしくお願い致します♪

1 Trackback / Pingback

  1. [天沢夏月]八月の終わりは、きっと世界の終わりに似ている。 – ももうさぶろぐ .。

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*